油というと脂肪としてATPというエネルギー源としての役目を想像しがちですが、実際は細胞膜という重要な物の材料としても必要なんです。
実際ATPが不足すると人間は動けなくなります。
ラマ接骨院で行っている体幹連動トレーニングを指導している選手には必ず最新の栄養学を指導します。
それは細胞膜という重要なものを理解しなくては今後のトップアスリートが勝てなくなる理由が存在するわけです。
細胞膜というのは全ての細胞に存在します。
人間の細胞は約60兆個という凄まじい数なのです。
その細胞膜を作る構成はリン脂質というものが細胞を覆うように存在し、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸で構成されます。
飽和脂肪酸は細胞膜を形作りそれを維持するために必要なのに対し、不飽和脂肪酸は柔軟性に関与します。
細胞膜には役目が大きく分けて2つあり、一つは細胞に物質を届けたり出したりする門の役目です。
当然細胞には栄養などが必要なので栄養を届けたり、細胞同士で連携をする必要性があるのですが、それの門番が細胞膜です。
しかし物質はそれぞれ形が違うので門の形が固定だと都合悪くなります。
そこで不飽和脂肪酸はそれぞれの特徴を生かし門の形を物質により変化をさせ通過出来るようにするわけです。
だから不飽和脂肪酸はバランスよく細胞膜に存在しなくてはなりません。
続きます。