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脂肪について1

カテゴリー : 予防医学(2013.5.14)

今回からこちらで栄養などの情報を書いていきます。

まずは脂肪についてのお話をします。

脂肪は大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸というのがあります。
イメージ的に言うと飽和脂肪酸は牛肉や豚肉、バターなどを想像してもらえるといいでしょう。
基本的にこちらは体内で合成する分で十分なので積極的な摂取は身体に弊害を与える結果になります。
なぜかというと牛や豚の体内は人間に比べて体温が高いんですね。
つまり人間の体内に入っても溶けづらい、固まりやすいわけです。ということは血液に混ざれば血管は詰まりやすくなるし、心臓で詰まれば心筋梗塞、脳で詰まれば脳梗塞というわけです。
さて不飽和脂肪酸ですが、大きく分けてオメガ3とオメガ6に分けられます。
オメガ3には魚油に多いEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)やフラックスオイル、シソ油に多いαーリノレン酸があります。αーリノレン酸は体内でDHAやEPAに変わります。
オメガ6にはリノール酸(コーン油やマヨネーズ、ごま油などの植物油)やアラキドン酸(動物の脂肪に多い)があり、リノール酸は体内でアラキドン酸に変化します。
オメガ3は炎症を抑制し、血液をサラサラにする、オメガ6はその逆と覚えましょう。

①積極的に摂取すべきはオメガ3

②過剰なので現代人が控えるのはオメガ6

③オメガ3はDHA、EPA、フラックスオイル、シソ油(エゴマオイル)などに多い

④リノール酸(コーン油、ごま油)などは控える

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