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副甲状腺ホルモン異常

カテゴリー : 予防医学(2014.4.2)

本日は副甲状腺ホルモンであるパラトルモンについて書きます。

簡単におさらいしますと血中カルシウム濃度が低くなったら骨からカルシウムを溶かしてカルシウム濃度を上げるホルモンです。

まずは亢進症ですが、原因としては大きく分けて副甲状腺に異常がある原発性、慢性腎不全などの二次性があります。
原発性では一番多いのが腺腫、次に肥大、癌と続きます。

原発性の特徴は骨の再吸収で骨からカルシウムとリンを血中に溶け出させ、腎臓の遠位尿細管でカルシウムは再吸収、リンは排泄促進します。
その結果原発性のパラトルモン亢進が起こると血清カルシウム濃度が上がり、リンは下がります。
二次性は腎臓そのものが問題が出て活性型ビタミンDを生成できなかったり、リン排出障害により結果的にパラトルモンが亢進され副甲状腺が肥大します。

低下症になると血中カルシウム濃度が減るわけですからテタニーですよね(*^^)v

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