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甲状腺ホルモン亢進異常について

カテゴリー : 予防医学(2014.3.31)

甲状腺ホルモン異常と言ったら有名なのはバセドウ病ですね。

バセドウ病とはグレーブス病とも言われ甲状腺ホルモンが異常に高くなってしまう病気(亢進)です。
なぜ亢進するかと言うと甲状腺の表面には以前紹介した甲状腺刺激ホルモンを受け入れるレセプター(受容体)があるのです。
その受容体に自己抗体が出来て甲状腺刺激ホルモンの代わりに受容体を異常刺激してしまい甲状腺ホルモンが異常に出てしまうのがバセドウ病です。

自己抗体が出来る原因は私の知るところではまだ判明していないはずです。
自己免疫疾患ではあるので遺伝説やそれとは関係なくストレス、過労などの免疫低下によって引き起こされるなど色々あるみたいですが、まだ分かりません。

症状としては甲状腺肥大、頻脈、眼球突出、痩せ、食欲増進、大量発汗、低カリウム血漿による四肢麻痺、震えなどあります。

男女で言うと女性に多く、1対9位で女性が特に多い病気です。
気を付けなければならないのは更年期障害と症状が似ているのでもし更年期障害が改善せず、上記の症状があるようなら病院を変えるなりする必要があるかもしれません。

時には命にも関わることもあるのでしっかり治すべきでしょうね。

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