🌸院長コラム:サルコペニア・ロコモ・フレイルってどう違うの?

こんにちは、ラマ接骨院の院長です。
最近テレビや新聞などでも耳にするようになった「サルコペニア」「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」「フレイル」という言葉。
どれも“年齢とともに体の元気が落ちていく”ことを表していますが、実はそれぞれに注目するポイントが少しずつ違います。
今回は、地域の皆さんにもわかりやすくお話ししてみようと思います。


💪 サルコペニア:筋肉そのものが衰える状態

まず「サルコペニア」とは、筋肉量や筋力が減ってしまう状態のことを言います。
加齢や運動不足、栄養の偏りなどによって筋肉が細くなり、力が入りにくくなるのです。
階段の上り下りがつらくなったり、ペットボトルのキャップが開けづらくなったり…そんな変化もサルコペニアのサインです。

早めに気づいて対策をすることで、進行を防ぐことができます。
特に、タンパク質の摂取と軽い筋トレ・ストレッチがとても大切です。


🚶 ロコモティブシンドローム(ロコモ):足腰が弱って動けなくなる状態

ロコモとは、運動器(筋肉・骨・関節など)の障害によって、移動する力が低下した状態を指します。
サルコペニアのように筋肉が減るだけでなく、膝や腰の痛み、骨粗しょう症などが原因で「立つ」「歩く」「外出する」が難しくなっていきます。

実際に、ロコモが進行すると転倒や骨折のリスクも高まり、要介護の原因につながることもあります。
そのため、整形外科や接骨院などではロコモ予防の運動指導が重要視されています。


🌸 フレイル:体・心・社会のつながりが弱くなる状態

最後の「フレイル」は、身体的な弱りだけでなく、心や社会との関わりまで含めた“虚弱状態”を意味します。
「最近外に出るのが面倒」「人と話す機会が減った」「食欲がない」
こうした小さな変化も、フレイルの始まりかもしれません。

フレイルは「健康」と「要介護」の中間に位置しますが、適切な運動・栄養・人とのつながりによって元に戻すことも可能です。
つまり、「気づいたときがチャンス」なんです。


🩺 3つの関係をまとめると…

状態 注目する点 特徴
サルコペニア 筋肉量・筋力の低下 体の中の“筋肉の衰え”
ロコモティブシンドローム 運動器(筋肉・骨・関節)の機能低下 “動く力”が落ちて日常生活に支障
フレイル 体・心・社会の総合的な虚弱 “生活全体”の元気が低下

どれも密接に関係しており、サルコペニア → ロコモ → フレイルと進行していくこともあります。
そのため、早期の気づきとケアがとても大切です。


🌼 ラマ接骨院からのメッセージ

ラマ接骨院では、地域の皆さまが“年齢を重ねても元気に動ける身体”を保てるよう、
筋力維持・姿勢改善・バランス訓練などを取り入れた個別サポートを行っています。

体のちょっとした変化や、「最近疲れやすいな」と感じる時は、ぜひ一度ご相談ください。
私たちと一緒に、**「動ける喜び」「笑顔で過ごせる毎日」**を守っていきましょう😊

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