🦋アルファフライ3を最大限に活かす走り方(5000m〜8000m向け)

🦋アルファフライ3を最大限に活かす走り方(5000m〜8000m向け)

🔹1. 着地ゾーンを“前足部のポッド”に乗せる意識

アルファフライ3の真価は 前足部のAir Zoom Pod(左右2つのエアバッグ)
このポッドをしっかり踏み込んで反発をもらうことで、
「ズドンッ」と沈まず「ポンッ」と跳ねる推進を生み出せる。

✅ コツ:

  • 足裏の母指球の**やや後ろ(ポッドの中心)**で着地する

  • かかとは絶対に地面に「置く」ような感覚にしない(軽く触れる程度)

  • 接地時間は短く「トン・トン・トン」と弾む


🔹2. 上体は“軽い前傾+腰を立てる”

アルファフライは「足裏で押す」よりも「体幹を前に倒す」ことで進む設計。
腰が落ちると反発が真下に逃げるから、
**腰を立てたまま胸を少し前に倒す(2〜3°程度)**のがベスト。

✅ ドリル:

  • 立った状態で壁に向かって少し前傾 → 壁に当たらない限界が理想角度

  • その姿勢で“腰の上に頭”が来るようにする


🔹3. ピッチ走法(180〜190bpm)を維持する

アルファフライはストライドを無理に伸ばすと沈み込みが発生して、反発が死ぬ。
むしろピッチを一定に保つ方が速く安定する
→ メトロノームで180〜190のテンポを流して練習するのが効果的。

✅ 練習法:

  • 200m×10本(R=100m)でテンポキープ

  • “ストライド伸ばさずテンポ維持”を意識


🔹4. 腕振りでリズムを作る

アルファフライの推進は下から勝手に来る。
だから「脚で走る」より「腕でテンポを刻む」が正解。
肘を後ろに引くことで、重心が自然に前に乗る。

✅ コツ:

  • 手の振り幅は小さく、リズム重視

  • “肩からじゃなく肘から動かす”

  • 前方向に出す手は胸の前を通す程度でOK


🔹5. 重心移動は“真下→前方”の流れを意識

アルファフライ3のロッカー形状(ソールがカーブしている構造)は、
“真下に着いて→前へ転がる”流れを最も効率的にする。

✅ イメージ:

  • 「地面を押す」ではなく「前に転がる」

  • 足裏のポッドがバネで前に弾く感覚

  • 重心を常に前方に置く(脚の真上じゃなく、つま先側)


🔹6. 5000m/8000m別ペース戦略

距離 ペース感覚 意識するポイント
5000m 乳酸を許容してでもテンポ維持 前半からピッチ高めで弾むリズムを作る
8000m(駅伝) ピッチ維持+体幹安定 6km以降に腰が落ちやすいので、体幹トレが鍵(ブリッジ・ヒップエクステンション推奨)

🧠フォームのまとめ(理想ライン)

軽い前傾姿勢(2〜3°)
 ↓
ミッド〜フォアフット接地
 ↓
ポッドの反発で跳ねる
 ↓
ピッチ180〜190でテンポ走
 ↓
腕でリズム、腰で前へ

💡補強トレーニングおすすめ(フォーム安定用)

  • グルートブリッジ(骨盤の位置を安定)

  • プランク+レッグリフト(体幹と脚の連動)

  • カーフレイズ(足底感覚を磨く) 

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