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ビタミンDについて

カテゴリー : 予防医学(2015.2.13)

ビタミンDについて

今回はビタミンDについて書きます。
カルシウムの吸収を助けることで有名ですが、ビタミンDは活性型ビタミンDになってはじめて有効利用されます。
腎臓で活性型ビタミンDになると血中カルシウム濃度を上げるように作用します。
具体的には腎臓からカルシウムを尿として排出しないようにすること、骨を溶かす(脱灰)を促進し、血中カルシウム濃度を高めること、腸からのカルシウム吸収を促進し血中カルシウム濃度を高めることなどがあります。

不足すると皆さんご存知の骨粗鬆症やくる病、骨軟化症などが発症します。
逆に過剰症も注意が必要で肝機能障害、腎臓障害、尿結石、高カルシウム血症、尿毒症、腹痛など多くの障害が出ます。

脂溶性ビタミンなので排出はなかなかしませんので大量摂取には注意が必要です。

また骨の強度にはマグネシウムやシリカ、コラーゲンも必要な為骨を丈夫にするためにはビタミンDだけでは不十分と言えます。

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