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糖質コルチコイド異常

カテゴリー : 予防医学(2014.3.29)

糖質コルチコイド異常は亢進と低下があります。
亢進ではクッシング症候群があります。
症状では筋肉の低下がある。
これは鉱質コルチコイドの作用によるものでナトリウム再吸収促進、カリウム排出促進により低カリウム血漿になることにより起こる。
また高血圧も同様の理由から起こると考えられます。

次に血糖値の上昇です。
人はストレスを受けると血糖値を上げてストレス対抗しようとしますが、その際に筋肉を分解して糖に変える糖新生というものが起こります。
糖尿病の方の筋肉低下はこれも原因だと私は思います。
実は血糖値が高いとそれをどうにかしようとインスリンが働きます。
以前も書きましたがインスリンとグルカゴンの調節にマグネシウムが使われます。
ということは骨の維持に関係するマグネシウムが使用されれば当然骨も弱くなります。

クッシング症候群における骨粗鬆症はこのことからくるのではないか?と私は考えます。
その他体重増加など

低下症のアジソン病の症状は低血圧、体重減少、全身の倦怠感、低ナトリウム血漿、筋肉の低下、高カリウム血漿、吐き気、下痢、便秘などあります。

これらの症状がある時は専門医へご相談ください。

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