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塩素について

カテゴリー : 予防医学(2015.3.7)

塩素について

今回は塩素について書きます。
Ph値の調整やタンパク質の消化酵素であるペプシンを活性化させたり、浸透圧の維持にも役立ちます。
不足することにより消化不良、食欲不振、栄養素の吸収障害などが起こります。

タンパク質の吸収障害が起こるということは生命活動にも影響が出ます。
ミネラルの特徴としては微量でも人間にとっては無くてはならないものということです。

ここで先日ご紹介したナトリウムの回を読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、精製塩の成分はナトリウムと塩素ということでした。

つまり浸透圧などを調節するナトリウムと塩素を過剰摂取すれば当然バランスが乱れます。
これが高血圧など塩の摂取による障害の正体です。
もっと分かりやすく言うなら代謝障害という風に言えます。

ここまで書けば分かると思いますが、塩分を控えた所でマグネシウムやカリウムなど拮抗するミネラルを補充しないと結局は根本的な解決にはならないのです。

これが本当の高血圧を含めた精製塩多量による弊害を治療する答えではないでしょうか?

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