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ナトリウムについて

カテゴリー : 予防医学(2015.3.5)

ナトリウムについて

今回はナトリウムについて書きます。
ナトリウムと言うと食塩を思い浮かべる方が多いと思います。
正確に言うとナトリウムと塩素が混ざったものが食塩です。

高血圧にはナトリウムを減らせと言われることが多いのですが、正確には違うことがここから分かります。
さてどんな作用があるか書いていきます。

1 浸透圧の維持
これはカリウムとのバランスで成り立ちます。
つまりカリウムだけが多くても駄目ですし、その逆もしかりです。

2 血液のPh値の調整
血液はそもそも7.4±0.05で収まっているのですが、それを逸脱すると危険です。
それを調節して正常値に維持するのがナトリウムの役目です。

3 筋肉の収縮
筋肉の収縮には細胞内外の活動電位が必要です。
それに関わるのがナトリウムです。

不足すると
痙攣や疲労感などがあります。

過剰だと
高血圧、むくみ、腎臓病、動脈硬化

つまりナトリウムというのは本来は必要なものです。
ただ現代は過剰になりやすいということです。

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