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AGEの恐怖

カテゴリー : 予防医学(2015.1.15)

このホームページでも何回も登場しています終末糖化産物(AGE)の恐怖を少しだけ書きます。

この糖化というのはヘモグロビンa1cというもので調べることが出来ます。
これは血液中にあるブドウ糖がタンパク質と結合することにより起こります。
結合するとどうなるか?
細胞が焦げたような状態になります。
つまりまともに機能しなくなるのです。
最近の研究では糖化と酸化同時に起こっているのではないかというのが出てきています。
その理由として糖化はタンパク質に結合し、酸化は脂肪が特に酸化しやすいからです。
そしてリポタンパクをご存知でしょうか?
コレステロールとタンパク質で出来ているもので高比重リポタンパクをHDL(いわゆる善玉コレステロール)、低比重リポタンパクをLDL(いわゆる悪玉コレステロール)と言われるものです。
つまりリポタンパクはタンパク質を糖化で、脂肪を酸化という形で同時にダメージを受けることになります。
これが糖化、酸化が同時に起きるメカニズムというわけです。
さらにSODという抗酸化酵素は糖化しやすいのも特徴です。
ということは糖化を抑えないと酸化がさらに促進するのです。

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